予算が気になるトラベラー

コスパが気になるお年頃。

カテゴリ:旅行 > フィレンツェ(イタリア)


初めに

イタリアへ行くとなったら、訪れる可能性のあるフィレンツェ。人気の街です。


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(人気のフィオーレ大聖堂)

日帰りの人もいると思いますが、1泊はした方が良いかなというのが個人的な気持ち。日帰りだと、例えばローマからなら電車で片道2時間弱はかかるので、朝早い電車+駆け足になってしまいます。翌日にかなり疲労を残してしまうでしょうから、旅行全体が低調になってしまう恐れも。

観光として人気の地域は、サンタマリアノヴェッラ教会やサンタマリアデルフィオーレ大聖堂の周辺でしょう。そのため、そのあたりに宿泊するのが楽だとは思います。予算次第ですね。他に人気の場所と言えば、ミケランジェロ広場あたりでしょうか。そちら側にもヴィラコーラなど人気のホテルもあるので、そういうところに宿泊するのも楽しいと思います。

そして街を歩けばいくらでも素晴らしい場所が見つかってしまうのが、フィレンツェの恐ろしいところ。ゆとりある観光ができると、こういうところに足を踏み入れることができますよね。

フィレンツェで感じたことを少し書いてみます。

スリの類が多い

ヨーロッパの都会部では割と普通とすら言えますが…トラムで典型的なスリ集団に出会ったので1つご紹介。ただし実際に取られたわけではないので、いわゆる濡れ衣かもしれません

乗るとわっと雪崩れ込んできて、端に追いやろうとしてきます。その時点では何も考えてなかったので、追いやられたんですが…。その後やたらと体を押し付けてくるのです。どんどん強く。これは要注意。注意をそらして財布を取ろうとしてきている可能性があります。まずは取られないところに入れておいた方が良さそうです。

注意をそらすのがやり口なので、アイスをこぼしたり、わーわーわめいてきたり、色々な手段があるそうです。そちらはまだ見たことがありませんが…。

他にも、いろんな場所で写真を撮りたくなる街なので、どうしても手元が疎かに。


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アカデミア美術館の有名なダビデ像。サイズが大きく、しかも台座に乗っているため、みんな上を向いています。

こういうところはヤバいです。まあどこでもですが、写真を撮る際には意識がそちらに行きますからね。小さいバックパックを持っていましたが、前掛けにして臨みました。

そしてこちらの美術館。私も誰かのブログを事前に見て知ったので、同じ注意喚起になるのですが…。

出口からそれほど遠くない位置に、地面に絵を置いて売ってるおっさんがいます。「ダビデの像見れたねー」なんて話をしていたら、この絵を踏みかねません。踏むと金をよこせと言ってくること間違いなし。踏んだという事実もあるので、うっかり払いそうになってしまうかも。出口では気を付けたいところです。

バスやトラムに乗る場合には

バスやトラムに乗ると、VISAとMastercardのコンタクトレスで乗れるという情報が車内にありました。残念ながら対応カードを持っていないので使えなかったのですが、事前に切符を買っていなくても乗れるのは非常に便利。もし対応カードを持っていたら、是非使って見てください!(Apple Payなら払えるかも?)

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こういうやつ。(画像は三井住友カードよりお借りしました)


コンタクトレス付きクレジットカードを持っておらず、普通にバスやトラムに乗る場合、トラムなら自動販売機で買える場所もあります。しかしながら全ての駅で買えるわけでもないので、基本的には事前に切符を買っておいた方が良いです。

カルフールエクスプレスやタバッキ等の店頭で切符を買えます。乗った後、車内にある黄色い機械に通します。


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機械に通す方向も書いてあるので安心。


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ミケランジェロ公園。

そこへ行くバス12番の始発はマリオット系ホテル「シーナヴィラメディチ オートグラフコレクション」の目の前だった模様。バスが長らく待っていたので、こちらから乗りました。時間はかかりますが、綺麗な街や山あいを見られるので楽しいと思います。


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広場からはこういう絶景が見られます

13番でも来れるようです。また、白人系観光客は徒歩で来ている人が多かったです。同じルートを下りで帰りました。絶景が示すようにここは山の上なので、暑い時期に登るのは結構大変です

登りのルートは、グラツィエ橋かヴェッキオ橋あたりから、サン・ミニアート門を通って、緑の中の階段を歩く感じです。Google Mapsで見ればだいたいわかると思います。


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階段のところで、途中にバラ公園がありました。水飲み場もあり、とても冷たい水が出るので、手や顔を洗ってる人が多かったです。

洗濯

番外編みたいなものですが、私たちはいつも旅行先で洗濯をするので一応紹介。

宿泊したACホテルフィレンツェ周辺は、地元民向けのコインランドリーがたくさんありました。徒歩1~2分のところにもあったので、それを利用。


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写真を拡大してみると文字も見えると思います。イタリア語だけでなく、英語もありました。

簡単に書くと、衣服をランドリーの中に入れ、ドアを閉める。そして温度を選択。お金を入れる。自分の入れたランドリーの番号を押す。スタートボタンを押す。以上。


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実際の機械。

乾燥も同じ手順です。荷物を減らしたい方は是非。

ローマではコインランドリーの殆どはセルフではなく、頼んでやってもらうタイプです。指定の時間に戻ってくると全て終わっており、ある程度たたんで袋に入れて返してもらえます。人の手が入ることで少し高くなりますが、かなり楽なので、時間がもったいない人はそちらでどうぞ。

最後に

一応店にも入ることは入ってますが、紹介できるような面白いところは1軒もありません


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値段に目を惹かれた店。開店準備中でしたが、人が待っていたので参加。ジャパニーズな英語でも通じます。


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フィオーレ大聖堂すぐ側のリンツカフェ。寒いくらい涼しくて客が殆どおらずガラガラなのが売り(個人的な感想)。ショコラティエなのに関係のないジェラートをチョイス。3ユーロ。食べてみると確かに値段に見合った感じ。店員さんの言葉を聞き取るのに苦労しました

ジェラート屋は安くてゆっくりできるのがいいところ。ちゃんと美味しいところもあります。ジェラート1個で8ユーロとバカみたいに高いところもありましたが(ぼったくり)、シェアすれば1人あたり4ユーロだし、美味しいし、店の中で食べてトイレに行けるならと、割り切りました。しかもこの店はお釣りもごまかそうとする フィレンツェでは、店に入る前にレビューを見るのが良いかもしれません。

それではまた。


前のホテルから出発し、徒歩でテルミニ駅へ。

電光掲示板に乗り場が表示されています。特に何もなく、乗車。


乗った後も快適そのもの。車両によっては電源もあり、電子機器の充電も可能です。もちろんヨーロッパのプラグなので、変換器を忘れずに。それと検札は必ず来ます。


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一応車内で食べられるメニューを置いていきます。ブレまくりのメニュー。といっても、感知できる範囲で注文していた人はいませんでした。

そして何事もなくフィレンツェSMN駅に到着。大半の人は必要ないのでしょうけれど、必要があれば、必要な電車等(トラム、バスも含めて共通のチケットです)の切符を駅で買っておくことをお勧めします。駅以外だと、1回券(100分券)以外はなかなか買えません。私たちは何も知らずに来たので、結構な頻度で切符を周辺で買うことになります

ACホテル・フィレンツェ(AC Hotel Firenze)

フィレンツェにあるマリオット系ホテルのうち、最も安い価格を出しているホテル。セントレジス、ウェスティン、オートグラフコレクションと中級以上のホテルが並ぶ中、こちらはACホテル。フォーポイントくらいのレベルですから、全くの格下。でも小綺麗で、問題のないホテルのように思いました。


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ホテルの目の前のラウンドアバウト。


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ラウンドアバウトから右(ホテルからは左側)へ進んだところの小道。


というわけで、思いのほかローカルなところに位置するホテル。ここはフィレンツェ。そして住民のかなりのウェイトを占めるのは有色人種。僕の思い描いているヨーロッパと違う!って感じの面白い場所です。


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(by agoda)

正面の写真を撮っていませんでしたので、agodaのもので。中もこの外観から想像できる程度に小綺麗で、普通な感じ。

チェックインも普通に。そもそもスイートなどへのアップグレード期待はゼロ。1ヵ月以上前から空きがありませんでした。スタンダード、スタンダードプラス、スーペリア、テラススイート2種とあり、スタンダードからスーペリアにはして貰えたようです。(この記事を書いててわかった)


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(Marriott.com)

部屋の写真はまさにこれ。Wifiはアクセスキーをくれるという特殊な方式でした。


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実際の写真を発見。


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エスプレッソマシンと無料水。


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水回り。


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トイレ。


エレベーターに乗ると4階にソラリアムがあるとのことで、見学に。


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少なくとも沖縄くらいには強い太陽の元で光を浴びようとは思えません

ローマもですが、日中の日向は本当に暑くて痛いです。しかし朝9時だとまだ寒い。そして日陰は涼しい。地中海性気候という言葉を思い出します。湿度が低い。

日焼けしたい人や、暑い日の光で汗をかいて、その後シャワーを浴びたい人にはお勧め。時期がもう少しずれれば楽しめるとは思うのですが、ここは退散。

その前に風景も。


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普通の住宅街です
むしろ小汚いくらいで。ホテルのさらに奥へ行くと綺麗な住宅街もありました。

これだけ暑いのにアイスペール等はなく、氷が欲しい場合にはバーへ行くと貰えます。

朝食

翌朝。朝食を食べに行くと、受付で有料ですが良いですか?との確認。朝食付きプランを予約したのに、あれー?

スマホの予約確認画面で確かに朝食付きということを確認してからフロントデスクへ行くと、受付にいたお姉さんがそこにいて、入ってもいいと言ってくれました。スマホの画面を用意している間に、確認してくれていたようです。確かにその方が早い…。


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最低限のものがあります。次の日も何一つ変更はなし!まあ食べるものがないというほどでもないので、問題にはなりません。

grab and go形式でコーヒーを持って帰れます。りんごも持って帰りました

それ以上書くことはないホテルですが、必要十分。スタッフは素晴らしくフレンドリーで、実際には朝食以外にも不備はあったのですが、何かをやってくれようとする意志はちゃんと見せてくれます。私個人的にはこれくらいで十分です。丁寧なお言葉にはまだちょっと抵抗感があります

また当日朝にお願いしに行ったところ、15時のレイトチェックアウトも認めてくれました。

最後に

宿泊料金は2泊朝食付きプランで、税込227.71ユーロ。約27,000円ほど。一応BRGがかかっています。

フィレンツェは機械化された場所が少なく、案内等も少ないため、何かをするためには人に聞く必要が多い街でした。例えばバスに乗ろうにも運転手から買えないと面倒なので、近くの個人商店(タバッキ)やカルフールみたいなコンビニで買ったりする必要があります。タバッキに行っても買えるとは限らないのですが…。

結果として、こちらではコミュニケーションが当たり前になるんだろうなーと思わせられます。逆に自販機などは苦手なようで、とりあえず有人窓口へ向かう傾向があるように感じました。日本の都会とは割と対極にあるようなそんな地域。ホテルもそういう傾向だったのかなと今更ながらに思います。

2泊しかしなかったためそのほんの一端にしか触れていないわけですが、興味深い2泊でした。

それではまた。


概略

初イタリアです。ヨーロッパ文化が好きなら、避けては通れない道。

個人的にルネサンス期の絵画は割と好きで、つまりは宗教画は旅行における1つの楽しみです。妻はどちらかと言えば古い建築や彫刻を楽しみにしているようです。何にしても8月のローマ。クッソ暑いでしょうから、休み休みになりそうな気配がします。

旅程はローマ→フィレンツェ→ローマ。本来はローマだけでしたが、電車でフィレンツェにもちょっと行ってみようかということで、2泊だけフィレンツェに。ウフィツィの次に有名なアカデミア美術館と、街が美術館とすら言われるその街自体を楽しみにしています。

フライト

ANAマイルを使いました。2人で190000マイル+約77000円。旅程は大阪(KIX)から、アシアナ航空(OZ)で、仁川(ICN)経由でのローマ(FCO)行き。色々な行き方がありますが、これが時間も良く、短時間で往復できるようでした。ルフトハンザ航空(LH)も候補に挙がりますが、帰りの時間が午前中なのはしんどいし面白くありません。

OZ115(KIX-ICN): 09:10 - 11:00
OZ561(ICN-FCO): 12:30 - 17:50

OZ562(FCO-ICN): 19:40 - 13:55
OZ118(ICN-KIX): 17:20 - 19:05

というフライトスケジュールになります。仁川からローマまで12時間以上かかるそうです。…すげーな!乗る前から辛いフライトが予想されます。

気がかりなのは、日韓関係の悪化による様々な影響。韓国経由で日本に帰らせないぞ!とか言われないかな…。そして、アシアナが身売り中です。それ自体は秋になりそうなので、何とか間に合うようです。

ホテル

基本的にはマリオットへ寄せているため、制約があります。ただし大都市ではそれほど問題でもないですね。

・Palazzo Naiadi, The Dedica Anthology, Autograph Collection(旧名:Boscolo Exedra Roma)
・AC Hotel Firenze
・Le Méridien Visconti Rome

の3ホテルに泊まります。ローマにはクラブラウンジがあるホテルは恐らく1軒しかなく、その1軒は場所が非常に悪いため、選択肢に入りません。よってクラブラウンジの話は出てきません

1つ目のホテルは中央駅的なところの近くにある高級ホテル。ウェスティンと悩みましたが、3世紀の浴場跡に作られた広場にあること、そして写真だけですが内装の感じ、上位の部屋への期待感により、こちらの方が好みそうです。ウェスティンはヴェネト通りにあり、場所はそちらの方が綺麗でしょう。2つ目は格安系。3つ目は中間くらいですが、ヴァチカンに歩いて行けるような場所です。ただしちょっと下町気味らしいです。

タイミング良く、高いホテルはイオンカードの恩恵に浴すことができそうです。幸せ

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(Palazzo Naiadi, The Dedica Anthology, Autograph Collection)

終わりに

飛行機に乗るのが特に好きなわけではありません。そのため機材や機内食には期待しないでください

食事にもそれほど興味はありません。地元の安い店に入るくらいで、きらびやかなホテルのディナーやルームサービスも出てきません。気が向いたらローカルレストランが出てくる程度です。

それでも良ければ、見ていただけたら嬉しく思います

次は帰国後に。去年のように台風でヨーロッパに取り残されないと良いのだけれど…。

それではまた。

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