初めに

世界中でどんどんと増え続けているフライトの数。その動向を示すデータがあります。その1つがOAGの出すリポート。ここから何を読み解くのかは人それぞれでしょう。個人的にはなかなかに興味深いデータだったので、転載してみます。

フライト数 国際線トップ20

internationaltop20

1位はKUL-SIN。クアラルンプールとシンガポール。
2位はHKG-TPE。香港と台北。
3位はCGK-SIN。ジャカルタとシンガポール。

日本の空港では6位の仁川と大阪、14位の成田と台北、19位の仁川と成田、20位の大阪と台北がランクインしています。こう見ると多いですね。全体を通してみてもアジア圏が非常に多く、人の多さや経済の発展を感じるところです。

フライト数 国内線トップ20

domestictop20

1位はCJU-GMP。済州と金浦(ソウル)。
2位はMEL-SYD。メルボルンとシドニー。
3位はBOM-DEL。ボンベイとデリー。

日本では5位の福岡と羽田、7位の新千歳と羽田がランクイン。これはフライト数であり乗客数ではありませんが、福岡路線の方がフライト数が多いのは知りませんでした。どちらにせよ、やはり日本における2大幹線と言えますね。東京と大阪間は新幹線の方が基本的に早いため、飛行機はそれほど人気がありません。マイル大好きおじさんなどが使う傾向にあると思います

世界最長フライト トップ15

おまけでこんなものも。言葉を見るだけでうんざりしそうですが、内容を見るとさらにうんざりします。

  1. Newark to Singapore / Singapore / 9,534 miles / Airbus A350-900ULR
  2. Auckland to Doha / Qatar / 9,032 miles / Boeing 777-200LR
  3. Perth to London / Qantas / 9,010 miles / Boeing 787-9
  4. Auckland to Dubai / Emirates / 8,824 miles / Airbus A380
  5. Los Angeles to Singapore / Singapore / 8,770 miles / Airbus A350-900ULR
  6. Houston to Sydney / United / 8,596 miles / Boeing 787-9
  7. Dallas to Sydney / Qantas / 8,578 miles / Airbus A380
  8. New York to Manila / Philippine Airlines / 8,520 miles / Airbus A350-900
  9. San Francisco to Singapore / Singapore & United / 8,446 miles / Airbus A350-900 & Boeing 787-9
  10. Johannesburg to Atlanta / Delta / 8,439 miles / Boeing 777-200LR
  11. Abu Dhabi to Los Angeles / Etihad / 8,390 miles / Boeing 777-300ER
  12. Dubai to Los Angeles / Emirates / 8,339 miles / Airbus A380
  13. Jeddah to Los Angeles/ Saudia / 8,332 miles / Boeing 777-300ER
  14. Doha to Los Angeles / Qatar / 8,306 miles / Boeing 777-200LR
  15. Toronto to Manila / Philippine Airlines / 8,221 miles / Airbus A350-900
左から、飛行ルート/航空会社/距離/機材ですね。

1位はEWR-SIN。ニューアークからシンガポール。
快適なシンガポール航空と言えども、公式飛行時間は18時間45分
8時間45分でも十分に辛いよ…。

場所と都市の大きさで、カンタスやシンガポール航空が多いのは理解できます。そんな中フィリピン航空が2つランクインしているのは驚き。マニラの存在感が光っています。アライアンスに加盟を予定しているようですが、どこになるのでしょうね?スターアライアンスにはならなさそうに思えますが、少し気になります。

最後に

乗り鉄ならぬ乗り飛行機ではないので、乗ること自体にはそれほど興味を持てないのですが、こういうデータを見るのは楽しい気分になります。もちろん逆の人もたくさんいるでしょう。人間というのは不思議なものです。

それではまた。